日本サッカー協会名誉会長・元FIFA(国際サッカー連盟)理事の小倉純二氏が、一般財団法人西高会の「西高の夕べ」で講演されました。「サッカーの語源」の解説に始まり、FIFA総会の年次報告書(Annual Report)の表紙になでしこの澤選手の美しい顔写真が飾られるなど、日本サッカーが国際舞台で評価されていることや、東日本災害の復興へ日本サッカー協会JFAがいかに取り組んでいるかなど、DVDを駆使し多くの聴衆に感動を与えました。
小倉氏は、サッカー選手経験が全くありません。西高の9期生ですが西高サッカー部OBではありません。しかし、卓越した国際的ビジネスマンとしての交渉力とマネージメント力で、川渕氏を助け、Jリーグ創設、日韓W杯招致、日本で二人目のFIFA理事などのご活躍により、サッカーの殿堂入りを果たされました。親しみやすく、サッカー外交で鍛えた気配りをされる素敵で若々しい75歳でした。
小倉純二氏の生き方は、西高サッカー部でサッカーを学ぶ者にとって、大きな目標になると小安OB・OG会長は考えています。
2012年10月4日「ニュースの深層/サッカーは外交力だ」で「日本経済が失われた20年の間に、日本サッカーはなぜ成功したか」というテーマで小倉名誉会長は、インタビューに答え、日本サッカー協会の取り組みを語っています。小倉さんが苦労された日本サッカー外交の裏舞台を詳細に語っています。サッカー通の方にとっても初めて伺う内容も多くあります。今回の講演の内容のベースになっています。是非、ご覧下さい。
写真、左から、小安亮(18)、香山晋(13)、尾方一輝(40)、寺沢誠(水泳部15)、寺田格郎(3)、石黒徹(31)、本橋信子(27)、浅川正健(20)、小倉名誉会長、荒張義光(7)敬称省略、数字は西高卒の期。
杉並公会堂での講演会のあと、荻窪駅北口で、同窓会主催の懇親会が行われました。サッカー部OB・OGも参加し、小倉名誉会長と懇談しました。小安会長から昨年の総会で、会の名称を「OB会」から「OB・OG会」へ改正した経緯を話題にすると、小倉名誉会長は、「大変良いことです。サッカーの各種団体の名称を早速チェックする必要がありますね。FIFAは現在、女子サッカーとフットサルに力を入れております。」とコメントされていました。
さらに、荻窪駅南口で、サッカー部OB・OGだけで小倉名誉会長を囲み、サッカー談義に花を咲かせました。最後までおつきあい頂きました小倉名誉会長に心から感謝しています。